どうも、映画好きです。2月に映画館で見た『グレイティスト・ショーマン』。GW現在も公開中ですね。ストーリーはともかく、音楽が素晴らしいので何度も見に行った方、多かったのではないでしょうか。
さて、川上はこの映画をGW中に自宅でも見ました。あれ?と思った方、そうです。通常、「劇場公開後90日ルール」というものがあり、3ヶ月はソフトウェア化をしてもなりません。なおかつ、劇場公開中の作品は、DVDやブルーレイのリリース情報も流してはなりません。
ということで、川上がいつもやる方法は、輸入盤DVDやブルーレイを取り寄せます。もう20年も前からやってることですし、ホームシアター派なら結構あたりまえのことだったりしますが。
で、今回重要なことは、この『グレイティスト・ショーマン』は輸入をしてでも手に入れる価値があります。なぜなら、、、日本語字幕と日本語吹替版が入っているからです。そんな表記どこにもありませんが、実は入っています。日本のプレイヤーに入れれば、日本語メニュー画面まで現れます。
さらに、このディスクには“Sing Along”という面白い特典機能が。いわばカラオケモードです。歌詞が表示されて、カラオケのように色が変わって、みんなで歌えるようになっています。
さて本題に。通常、US盤に日本語などないのですが、このディスクはレアケース。こういう海外盤なのに日本語字幕付きディスクは結構あったりします。グローバルの映画配給のビジネスモデルを紐解けば、そのカラクリが見えてくるのです。ビジネスモデル研究者の、、、いやただの映画好きの所業でしょう。笑。
この傾向は、ワーナーとフォックス、あとユニバーサル、たまにソニーに見られます。この配給会社の作品で、日本も配給会社が同じであれば、字幕がつく確率が上がります。メジャースタジオは、グローバルで作品やソフトウェアの管理をするので、実は世界共通ディスクを作ることがあります。
あとは、地域ごとにラベルを印刷して販売するのですが、中身は同じディスクが、イタリアやスペインやイギリスなどでも売られていたりするのです。
他にはというと、2017年の超傑作『ベイビードライバー』(ソニー)、日本公開は10月でしたが、11月にはイギリス版で自宅で、しかも字幕付きでみていました。
そして、これも。2018年1月公開の『キングスマン ゴールデンサークル』(フォックス)に関しては、公開前の2017年12年に同じく字幕付きで、自宅で見ました。
しかも、どれも25ドル程度です。映画館一人分プラス交通費くらいで自宅で見れます。
もし4Kテレビを導入して、4Kブルーレイプレイヤーがあれば、できればサラウンドスピーカーを組んでいれば、もはや混み合う映画館にいかなくてもすみます。
おっと、気をつけてください。これらのディスクは4Kブルーレイですから、普通のブルーレイプレイヤーでは再生できないので!
まだまだ普及していない4Kブルーレイプレイヤーなので、ディスクも全世界的に一括制作してコストを抑えたいところ。ゆえに、このような状況が起こっているのです。付属のブルーレイディスクについては、同じ作品なのに日本語字幕がついていません。ゆめゆめ油断なさらぬようお願い致します。笑。
しかし、こういったディスク、どうやって手に入れるんだよ!とお思いのみなさん。実はこの4月からそれが簡単にできるようになりました。昔は個人輸入やるのは、まぁまぁ大変でしたが、もうスマホ1つでできるように!
もうおわかりでしょうが、世界の流通は完全に変わります。次回、「やってみた」をレポートします。乞うご期待。