「新しい顧客の喜ばせ方を思いついても利益にならない…」、「考えろと言われてもビジネスアイデアはすぐに行き詰まる…」。それは、ビジネスモデルを顧客価値提案のみで完結しようとしているからです。ビジネスモデルは本来、「顧客を喜ばせながら、会社が利益を生む仕組み」。そこでこの本では、ビジネスモデルの中心概念でありながら、これまで専門的に語られることの少なかった「マネタイズ(収益化)」に焦点を当てました。マネタイズ単体でもなく、それをいかに顧客価値と融合させて、革新的なビジネスを生むのかに、アプローチしています。
マネタイズは実務的な側面が強いので、理論的に説明してもわかりにくいです。そのため、この本では実際のケースで語ることにしました。テスラ、ネットフリックス、デアゴスティーニ、雑誌LDK、パン屋のピーターパン、、、など、規模や国を問わない8社の「尖った」ビジネスから学べます。気になるケースだけでも読んでもらえれば、ブレークスルーのお役にたてると自負しています。